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木工教科書

2021年02月01日(月)

【新築・注文住宅】失敗しない建具の選び方|引き戸・ドアを選ぶときのポイント

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新築注文住宅の醍醐味は、様々な選択肢から細かい住宅の仕様を決める段階にあります。
好みの素材や色、建具や巾木、ひとつひとつ決まっていく我が家の間取り。楽しくないわけがありません!


その中でも気になるのは建具。

建具とは、ドア・窓・襖・障子などの可動部分と、それを支える枠などの総称です。もちろん玄関も建具。家一軒に使われる建具の数もさることながら、その機能性と重要性をひしひしと感じます。

そういえば「建てつけが悪い」ってよく聞く言葉ですよね。失敗しない建具の選び方、ぜひ参考にしてください!

 

建具の種類


今回は、建具の種類と特徴をみていきましょう。


部屋の出入り口に使われる代表的な建具の種類は3つ。

「開き戸」「引き戸」「引き込み戸」からご紹介します。

 

開き戸

 

「開き戸」、は一般的に「ドア」と呼ばれます。スペースに制約のある場所で選ばれるドアのポイントは「開く向き」です。ドアの場所によって、内開き・外開きと、右開き・左開きをしっかり考えないと、通る人とぶつかってしまいます。ドアに照明スイッチが隠れてしまったりなど、動線の確認が重要になります。

 

メリット

  ・気密性が高く、音やにおいが漏れにくい
  ・デザインや種類が豊富。好みを表現しやすいので個性が生かせる
  ・引き戸と比べて安値

 

デメリット

・開閉の為の可動スペースが必要な分、室内に使えないスペースが増える。
・開閉の為に動作が大きくなるので、物を運ぶ動線上はひと手間必要。
・風通しの為に少しだけ開けておくことが出来ない。

 

引き戸

 

「引き戸」は、少ない力で開閉することが可能なので、和室や収納の建具のように、高齢者や子供向けに使われることもあります。途中まで開けておくこともできる調節が可能な点や、可動スペースも必要ないので空間を広く使うことができます。
「方引き戸」「引き込み戸」「引き違い戸」と、大きく3種に分けられます。

 

メリット

・開けておきたい分だけ調整できる。風通しにも効果的。
・開け閉めがしやすく動作が小さく済む為、高齢者や身体が不自由な人も扱いやすい。
・物を持ちながらでも比較的開けやすいので、生活がしやすい。

 

デメリット

・ドアに比べると気密性が落ちる。音など漏れやすい。
・設置にはレールが必要なため、開閉に少なからず音がする。
・引いた戸を収めるスペースが必要な為、壁が少なくなる。スイッチ等工夫が必要。

 

引き込み戸

 

「引き込み戸」は、引き戸の種類ですが、戸をすべて壁の中に収納するために人気があります。

引き戸のように、片方が裏になることが無いので、部屋に開放感を出す場合、部屋と部屋に一体感が出せるので最適です。

複数枚の戸を収納する壁厚が大きくなる為、設計デザイン時に柱や梁を太くするか、戸を壁の外に納めるアウトセットにするか相談が必要です。

 

メリット・デメリットは引き戸と同じです。

 

建具という言葉には馴染みがなかったかもしれませんが、家の中で床・壁・天井に次いで大きな面積を占めるが建具です。
部屋の中だけでもかなりの面積を占める建具は、部屋や家の印象も左右する重要なポイントになります。家族と話し合いながら楽しんでコーディネイトしてくださいね。
設計が始まったら、建具選びにも積極的に提案していくことをお勧めします!

 

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