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木工教科書

2021年01月11日(月)

長持ちする掃除の裏技!これだけで家具がいつもピッカピカ!

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素敵な家具も、今はあたりまえのようにそこにあって、少しづつ汚れて家庭に馴染んでいくもの。今回はこだわって購入した木製の家具を長持ちさせる、お掃除の裏技をご紹介します。
お家にあるものですぐできる簡単お手入れ。すぐに始められちゃいます!

 

塗装ありと塗装なし

 

木製家具にはウレタン塗装などでコーティングされたものと、無垢の素材のようなコーティングのない無塗装があります。それぞれのお手入れにあるコツを覚えてしまいましょう。

 

塗装あり

 

ここでは多くの木製家具に持ち入れられている「ウレタン塗装」仕上げの家具をみていきます。ウレタン塗装は仕上げに特殊な樹脂を吹き付けて、膜を覆っては削りを繰り返して強度あるウレタン層を作るので、仕上がりは木の質感よりもツルっとした肌触りです。乾燥や割れなども生じにくく、木材の経年変化がおきません。

 

〈お手入れ〉

・軽い汚れや飲みこぼし等はサッとその場で拭きとってしまいましょう。ウレタン塗装は水
分も染み込みにくいので、水気にも強いです。
・基本的に乾拭きで大丈夫です。落ちなければ水拭きしましょう。
・少し拭いても落ちない程度に汚れたら、中性洗剤を1対100程度に薄めて拭きましょう。
・拭き取った後は洗剤が残らないように乾拭きします。

 

塗装なし

 

無塗装とは何もしない状態です。このままだと、汚れが浸み込みやすいので、無塗装で購入してもオイル塗装をします。オイルフィニッシュの家具が多いですね。無垢材本来の質感が楽しめ、自然のものなので、使い続けるごとにツヤが生まれ、年を重ねるごとに風合いが変化していきます。乾燥などによって割れが発生したり、天板が反ったりする場合があるのでお手入れのコツをつかみましょう。

 

〈お手入れ〉

・基本は汚れたら乾拭き。
・取れない汚れは中性洗剤なら500倍程度に薄めたぬるま湯で固く絞って拭く。
・中性洗剤よりも酢水スプレーがおススメ。お酢100mlにつき同量の水100mlをまぜて汚れに吹きかけ、跡が残らないようにしっかり水拭きします。
・仕上げに乾拭きして、しっかり乾燥させるのがポイントです。

無塗装の木製家具は繊細です。不必要に水に晒すと変形の可能性もあります。毎日のこまめな乾拭きが長持ちの秘訣です。

 

木製家具の長持ちのポイント!

 

置き場所にも長持ちの秘訣があります。

・直射日光の当たるところに置かない
・湿気の多いところに置かない
・温暖差の激しい場所に置かない

特にオイル塗装だけの木製家具は、エアコンの吹き出し口の下、ストーブをそばに置かないような配置にしたいですね。

 

家具のお手入れ耳より情報!

せっかくお掃除したらキレイを保ちたいのに、目につくホコリ…
いつもの掃除にちょっと手を加えるだけ!掃除のプロも実践する方法が「柔軟剤」を使った拭き掃除です。

やり方は

・バケツに水を入れる
・柔軟剤を5~6滴入れる
・タオルをバケツに入れて固く絞る
・いつものように家具やテレビの拭き掃除をする

たったこれだけで埃をつきにくくし、お掃除の美しさを長持ちさせることができます!

 

 

「裏技は、日々のお掃除にあり!」

しっかりお掃除!ちゃんとお手入れ!なんて構えずに、気づいたら柔らかい布で、やさしく拭いてあげるだけで、いつまでもその風合いを楽しめる木製家具です。
お手入れのコツをつかめば一生モノにもなる天然の木製家具で、お部屋の印象をグレードアップしちゃいましょう!

 

【家具をもっときれいにするお手入れ方法】

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