森の木が伐採され、運ばれ、乾燥し、加工され皆さんの手元に家具や床、柱などとして届きます。
その木…丸太一本一本の木取りで様々な木材へと加工されます。
木取りによる木材の特徴を解説します。
芯
丸太の中心部分になります。
芯を持つ部分を芯持ち材といいます。
強度、耐久性に優れており、柱や梁などに使われます。
ただし、乾燥すると背割れを起こすことがあります。
芯去り材
芯以外の部分です。
耐久性は芯の部分には劣りますが、柾目が出やすく、木目の美しさを楽しむ事ができます。
また、乾燥しても割れがが入りにくいのが特徴です。
化粧板などに使われることが多いです。
柾目
年輪に対して垂直に切断した部分です。
まっすぐなライン状の木目が特徴です。
板目
年輪に平行に切断した部分です。
木目の表情が豊かなになるのが特徴です。
四方柾
全ての面が柾目になるよう切断した部分です。
高級木材となります。
長押(なげし)
断面が二等辺三角形になる柾目で切断された部分です。
和室の柱を平行につなぐために用いられます。
丸太の切断の仕方で様々な木材が作られます。
木材の特徴を知ることでインテリア選びや家を建てるときの参考になれば幸いです。