旭川木工センターでは、組合員の企業をより深く、広く知っていただけるように、定期的にお邪魔して近況活動や、なかなか知ることができない現場の情報をお届けしています。
本日は、厳選された北海道産の木材を使用し、無垢材の高級ドアを制作している太陽工業有限会社さんにお邪魔して、障子の種類、名前についてお聞きしてきました。
こんなにたくさんの種類、障子があるなんて・・・皆さんはいくつ分かりますか?
もしかしたら、家にある障子の種類がわかるかもしれませんよ!
障子(しょうじ)
長方形の木の枠の中に、桟を組んで、障子紙を張った戸。視線を遮ると同時に柔らかな光が得られます。
荒組障子(あらぐみしょうじ)
建具寸法H6尺×3尺で組子が縦3本、横5本。
水腰障子(みずこししょうじ)
下部に腰板がないもの。
腰付障子(こしつきしょうじ)
下部に腰板を入れたもの。
横繁障子(よこしげしょうじ)
横の組子を多く入れた障子。
竪繁障子(たてしげしょうじ)
縦の組子を多く入れた障子。
あずま障子(別名:硝子障子)
障子紙の代わりに硝子をいれたもの。
吹寄せ障子(ふきよせしょうじ)
障子の桟を1ヶ所に2本ずつ配置する障子。
摺上げ障子(すりあげしょうじ)(別名:雪見障子)
下部の外側にガラスをいれ、下部の内側の小障子が、上げ下げができるようにした障子。
猫間障子(ねこましょうじ)
障子の中央部に横方向(引分け、方引き)に開閉する小障子を組み込んだ障子。
組子障子(くみこしょうじ)
組子がはいった障子。
組子(くみこ)
障子や欄間などの建具を構成する細かい部材のことで、組手(切り込み)をいれた細かい板を釘を使わず手作業で組み合わせ、精密な文様を編み出していく建具の伝統的技法です。
その技術は、現在では主に日本家屋の障子や欄間に見られますが、生活様式の変化による日本人の和室離れにより、その伝承者は少なくなっています。
こちらが当日見せて頂いた組子です。
とても美しいですね。
こういった職人技を仕事としていることはとても素晴らしいですね!
今後もこのような素晴らしいお仕事を紹介していきたいと思います!