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家具木工用語辞典

2019年05月30日(木)

ドームも作れる?!工夫の精神が生んだ木材【集成材】の種類と特徴、用途を解説!

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集成材(しゅうせいざい、Laminated wood)とは、断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料である。主に建材やテーブルの天板などの家具素材として用いられる。

木質構造では従来困難とされていた曲線部材・大スパン架構などが実現可能となり、木質ドームなどが造られるようになった。

(WIKIより)

 

 

 

 

ウォールナット(赤)

産地

アメリカ東部全域に分布。主産地はアメリカ中部。

 

特徴

木質は重硬で襲撃に強く、強度と粘りがあり狂いが少ないです。

木理は一般的に通直ですが、交錯したものは装飾的な価値が高いです。

チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられています。

 

用途

家具材、工芸用材、ドア材、造作材、床材、内装パネル材、化粧用単板、楽器材など。

 

 

 

 

ウォールナット(赤白)

産地

アメリカ東部全域に分布。主産地はアメリカ中部。

 

特徴

木質は重硬で襲撃に強く、強度と粘りがあり狂いが少ないです。

木理は一般的に通直ですが、交錯したものは装飾的な価値が高いです。

チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられています。

 

用途

家具材、工芸用材、ドア材、造作材、床材、内装パネル材、化粧用単板、楽器材など。

 

 

 

 

樺(かば)

産地

北海道から本州中部に分布。

北海道や東北など寒冷地で良材が多く産出される。

 

特徴

カバにはマカバ(ウダイカンバ)と雑カバ(ダケカンバ)があり、マカバの心材は紅色がかっかた褐色で、赤みが強いほど良材とされています。

雑カバはマカバに比べると、黄色が強く辺材部分も多くなりますが、木目はマカバと同じで緻密で上品な風合いがあります。

 

用途

家具材、建具材、内装材、床材、器具材、造作材、化粧用単板、内装用合板など。

 

 

 

 

ゴム

産地

ブラジル原産。現在ゴムを搾取するために、東南アジア、南太平洋地域で造林されている。

 

特徴

木理は通直で肌目はやや粗いですが加工はしやすいです。

搾取される樹液は天然ゴムの原料とされ、木材としては最近になって利用されるようになりました。

 

用途

家具材、建具材、造作材、内装用合板など。

 

 

 

 

栓(せん)

産地

日本全土に分布。

北海道の東北部から良材が産出される。

 

特徴

板目面では年輪が明瞭な模様になって現れ、時に美しい杢目が現れる事があります。

欠点が比較的少なく、加工もし易いです。

 

用途

家具材、造作材、器具材、内装用合板、楽器材など。

 

 

 

 

梻(たも)

産地

北海道に多く、本州北中部にも分布。

また、樺太、中国、ロシアにも生育。

 

特徴

木理はほぼ直通だが肌目は粗く、時に美しい杢目が現れます。

やや重硬で狂いも少なく加工もし易いです。

 

用途

家具材、造作材、建具材、器具材、化粧用単板、内装用合板、土木材など。

 

 

 

 

チェリー

産地

中米及び南米北部、アメリカ東部、カナダ大西洋岸に分布。

 

特徴

木質は軽硬で加工はし易いです。

材面に樹脂痕による黒い斑点や筋状の模様が入るのが特徴で、これを「ガムポケット」と呼びます。

 

用途

家具材、内装材、建具材、ドア材、楽器材、化粧用単板など。

 

 

 

 

楢(なら)

産地

北海道から本州、四国、九州に生息。樺太、千島にも分布。

また、ロシア、中国にも生育。

 

特徴

柾目には斑がみられ、その模様は虎の毛並みに似た様相から虎斑(とらふ)と呼ばれています。

木目は交錯、肌目は粗いです。

 

用途

家具材、内装材、建具材、器具材、洋酒樽、化粧用単板など

 

 

 

 

楡(にれ)

産地

北海道に多く、本州の東北から関東に分布。

また、樺太、中国、ロシアにも生育。

 

特徴

木理はほぼ通直で、やや重硬ではあるが、ねばりがあるので曲木に適しています。

柾目には独特なモザイクのような模様があります。

 

用途

器具材、車両材、家具材、造作材、内装用合板、枕木など。

 

 

 

 

メープル

産地

カナダ東部、アメリカ東部に分布。

 

特徴

木理は通直ですが、稀に木理が不規則になっているものがあり、波状のものや、鳥の目のような模様の美しい杢目が現れる事があります。

 

用途

家具材、造作材、建具材、床材、器具材、化粧用単板など。

 

 

 

 

赤松

産地

本州北部から四国、九州に分布。

また、朝鮮にも生育。

 

特徴

木質は軽軟で加工はし易いです。

脂(ヤニ)を特に多く含んだ材は肥松と呼ばれ珍重されます。

磨きながら使うとあめ色の美しい光沢が出ます。

 

用途

建具材、造作材、土木材、船舶材、家具材など。

 

 

 

 

以上、集成材の種類を集めてみました。

 

同じ集成材と呼び名でもそれぞれの特徴や用途があって、幅広く活躍しているのが集成材なんですね!

 

それぞれの集成材には、それぞれの色味や艶、模様があってただ並べてみるだけでもあきがきません。それぞれの特徴を生かした場所、空間で使い分けるんですね!

 

また、産地として、多くに名前が挙がっていたのが北海道!

北海道は本当に森の豊かな、自然豊かな土地なんだなーとこの一覧を見ていても感じました。

 

アメリカ北部と北海道は確かに緯度が近いのでイメージ付きやすいです。

 

 

情報提供

上坂木材株式会社(組合員一覧ページ)

上坂木材株式会社(自社ホームページ)