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家具木工用語辞典

2019年11月20日(水)

板目とは-丸太の端を切断した時の木目[安価,水分を吸収しない、力強い]

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木目には大きく二種類の板目(いため)と柾目(まさめ)があります。専門的には、杢目(もくめ)もあります。

板目とは、丸太の中心を通らない端の部分を切断した時にできる、年輪が渦巻き模様や山形に現れる木目のことで、自由な曲線を描くような形になります。つまり、材木の端を製材した際にできる表面の模様のことを指します。

木目がランダムなので、存在感があり、力強いイメージで木の剛柔さを表してくるインテリアに仕上げてくれます。

板目の板材はたくさん取れるので柾目と比べ安価ですが、若くて柔らかいため収縮により反りがでる欠点はありますが、しっかりと乾燥させ、反った後に加工するなどで建築材として使用する事はできます。

 

節が多い点もデメリットとしてありますが、家具の木材として使用するとその節が味になったりもします。

柾目よりも強度があり水分を吸収しづらいため、水分が多い酒樽や味噌樽など、長期保存される外壁材や門扉材に使用されてきました。木目の美しく出た板目は、家具や楽器などに重用されます。

 

柾目、板目は木材が同じでも、性質が違ってきます。

板目は木材の周辺部、柾目は中心部。

 

周りのデザインとの関係を加味し、柾目、板目それぞれの木目の特徴を上手く活かしていきましょう。