家など建築に使われる木材は沢山ありますが、その中でも日本で古くから使われている11種類について特徴を解説します。
【もくじ】
檜(ひのき)
木肌が美しく日本では古くから使われている木材です。
加工がしやすいにも関わらず専念の風雪に耐える高い耐久力を持っています。
杉(すぎ)
加工がしやすく、柱など用途が幅広いのが特徴です。
成長が早いため、植林などで計画的に生産されています。
香りもよく、消臭などにも使用されるが、春になると花粉症として悩ませる面ももちます。
赤松(あかまつ)
北海道では道南など一部の地域でしか生育していませんが、日本では古くから使用されている木材です。
檜葉(ひば)
青森県が有名で、日本三大美林のひとつになっています。
東北や北陸地方を中心に建築材として使用されています。
栂(つが)
針葉樹の中では強度があり、柱や土台などに使わることが多い木材です。
欅(けやき)
太いものは大きな建築物に使われ、江戸時代は寺社建築などで大黒柱としてもよく用いられています。
面を磨くと光沢が出るため、玉杢(たまもく)、如鱗杢(じょりんもく)など高級な銘木になる物が多いです。
栗(くり)
実は食用として有名です。
建築材としては耐水性があるため土台として利用されることが多い木材です。
桜(さくら)
観賞用のイメージが強い桜は、木目の美しさから敷居や鴨居などの建築材に用いられます。
樹皮の美しさを活かして、皮付きの丸太を柱などに使うケースもあります。
櫤(たも)
強度や粘りがあるため曲げ木に適しています。
またはっきりした均等な木目が特徴で家具材としても適しています。
樺(かば)
シラカンバ、ダケカンバなど北海道に多く自生しており、重く硬く強いのが特徴です。
楢(なら)
木目と木肌が美しい反面、硬く重いため加工がしにくいのが特徴です。
ミズナラなど北海道にも多く自生しています。
木の種類によって木目の美しさや耐水性、耐久性が違うため、古くからその木の特徴を活かして建築物や家具作りなどに用いられてきました。
木製品を手にしたときは、何の木を使っているのかも気にしてみてはいかがでしょうか?