「パーソナルチェアってよく目や耳にすることがあるけど、どんな家具?」
「パーソナルチェアを部屋に置きたいけど、どうやって選んだらいいかわからない…」
パーソナルチェアは優先順位の高い家具ではないため、いざ部屋に取り入れようと考えても、置いた時の空間のイメージが難しいかと思います。
パーソナルチェアは、暮らしの幅を広げ、より自分らしい時間と空間を過ごすことができるようになる、実用的なアイテムです。
ただし、あまり考えずにパーソナルチェアを選ぶことで、逆に落ち着かない空間になってしまうリスクには注意しなければなりません。
今回は、国産家具のECショップを展開するMUKU工房が、パーソナルチェアとはどのような家具なのか、種類や使い方、パーソナルチェアを使うメリットや注意点を解説します。
ぜひ家具選びの参考にご覧ください。
パーソナルチェアとは「1人でゆっくり過ごすための椅子」のこと
パーソナルチェアとは、1人掛けで、かつ快適性の高い椅子のことを一般的に言います。
ダイニングチェアと比べて、全身の体重を背もたれにあずけることができる点が特徴的。
クッション性が高く、座面や背もたれに厚みがある存在感もパーソナルチェアの特徴と言えるでしょう。
単に1人用の椅子ということではなく、座る人が楽な姿勢で、1人で時間をゆっくり過ごすために用いられることが多いです。
ヘッドレストや肘掛を持ち、リクライニング機能やオットマンを付属できるものもあるなど、長時間座っても楽な姿勢を保つことができるような設計が施されています。
パーソナルチェアの種類
パーソナルチェアにはいくつかの種類があり、タイプの違いによってサイズや役割が異なります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ロッキングチェア
脚の下がカーブ状になっている、ロッキングチェアのタイプ。
座面が揺れ、座る人の重心に合わせて椅子が傾くので、自分の座り方に合わせた楽な姿勢を作ることができます。
日の当たる場所で本を読むなど、ゆったりとくつろぐために使用されるチェアです。
リクライニングチェア
背もたれの角度を調整できる、リクライニングチェアのタイプ。
本や雑誌を読んだり、テレビや映画を観るなど、目的に応じて姿勢を変えることで様々なシーンで使用することができます。
長時間座っても疲れない姿勢を保つことができます。
フットレストが付いていたり、オットマンが付属するものもあるので、全身を休めることに適しています。
ソファ
1人用のソファタイプ。
ソファが持つ高いクッション性が座る人の全身を包み込み、贅沢な時間を過ごすことができます。
ソファならではの厚みがあるため、部屋に置くと強い存在感を放つ特徴もあります。
リビングで他のソファと並べて用いたり、1人暮らしの場合は空間のメインスポットとして配置することができます。
ラウンジチェア
ロビーやラウンジに置かれるような、1人掛け用のチェアのタイプ。
幅を取らないサイズ感と、軽く傾斜になっている背もたれが特徴です。
他のタイプのパーソナルチェアと比べてサイズが小さく、デザイン性が高いものも多いので、並べて置いて部屋のインテリアに用いることもできます。
パーソナルチェアの使い方
椅子という家具は、空間や目的に応じて様々なパターンの使い方があります。
パーソナルチェアは、どのようなシーンで使うのに適しているのか見ていきましょう。
リビングに置いて自分だけのスペースを作る
みなさんが過ごすリビングスペースでは、基本的にソファがメインの場所になっているのではないでしょうか。
実は、ソファ以外に腰を下ろすことができるスペースを作ることで、リビングをより豊かな空間にすることができます。
ソファ以外にパーソナルチェアを置くことで、1人でリラックスしたり、趣味の時間に集中できるリビング空間になるでしょう。
窓際に置いてリラックスできるスペースを作る
家の中で長時間過ごすと、日光を浴びたり外の空気を吸う機会が減ってしまうかと思います。
ちょっと休憩する際に、1人で座るスペースが窓際にあれば、心身共にリラックスできる時間を過ごすことができるでしょう。
また、普段過ごすことのない場所に腰を下ろすことは、部屋での過ごし方のパターンを増やすことにつながります。
デスクチェアとして使用する
家で仕事や作業をする人は、デスクチェアとして使用するのもいいかもしれません。
パソコンの長時間の作業は、どうしても姿勢に負荷がかかり続けてしまいます。
パーソナルチェアをデスクチェアとして使用すれば、身体に負荷のかかりにくい姿勢を保つことができるでしょう。
部屋の雰囲気を堅苦しくしてしまう、というオフィスチェアが持つデメリットを防ぐこともできます。
パーソナルチェアのメリット
自分のための特別感のある空間づくりができる
パーソナルチェアは、文字通り「個人的な」椅子です。
自分のための特別感のある空間づくりができるのがパーソナルチェアのメリットと言えるでしょう。
ソファやダイニングチェアなどの他のタイプの椅子と異なり、パーソナルチェアは目の前にテーブルを置く必要がありません。
四方の空間をぜいたくに使って配置することで、より開放的に過ごすことができます。
インテリアにアクセントを置くことができる
パーソナルチェアは、他の種類の椅子と比べると一般的な家具ではありません。
ただし、パーソナルチェアには快適な座り心地だけでなく、空間のアクセントとなり視覚的に演出する効果もあります。
座っていない時でも、オブジェのように空間を洗練することも、パーソナルチェアの魅力でしょう。
パーソナルチェアを使う際の注意点
多くのメリットを持つパーソナルチェアですが、以下のポイントにも注意しておきましょう。
サイズによっては部屋に圧迫感が出てしまう
パーソナルチェアを選ぶときは、部屋の広さに適したサイズであるかに注意する必要があります。
部屋の広さに対して大きすぎるサイズのパーソナルチェアを選んでしまうと、圧迫感が出たり、他の家具とのバランスが悪くなってしまいます。
パーソナルチェアの1〜2mの距離を開けることができれば、空間のバランスを崩さずに配置することができるでしょう。
デザインによってはインテリアの統一感が無くなってしまう
パーソナルチェアにもデザインは様々あります。
部屋のインテリアテイストに合わないパーソナルチェアを選んでしまうと、統一感がなくなり、部屋の雰囲気を損ねてしまうかもしれません。
配置する部屋にあるソファやテーブルとのバランスを見極めると、後悔しないパーソナルチェアを選ぶことができるでしょう。
パーソナルチェアがおすすめの人
パーソナルチェアは、他の家具と比べて優先順位が低いアイテムであり、必要がない人も多いかもしれません。
ただし、パーソナルチェアを置くことで生活の質をぐっと上げることができるアイテムでもあります。
パーソナルチェアがおすすめなのはどのような人なのか見ていきましょう。
部屋にソファを置くスペースがない人
一人暮らしで部屋にソファを置くスペースがない人には、パーソナルチェアを代わりに用いることで快適な空間を作ることができるでしょう。
ソファに劣らないクッション性をもつパーソナルチェアを選べば、ソファで過ごすのと変わらないくつろぎを得ることができます。
最低限のスペースを使ってリラックスできる場所を作るのに、パーソナルチェアは最適と言えるかもしれません。
家族の人数が増えてソファだけでは狭く感じる人
子どもが増えたり成長することで、家族全員がソファで過ごすには狭く感じる人も多いのではないでしょうか。
実はそのようなご家庭にも、パーソナルチェアはおすすめです。
使用しているソファと同じようなデザイン・質感のパーソナルチェアを選ぶことで、違和感や疎外感なく、家族の時間を楽しむことができるでしょう。
読書や映画鑑賞などの趣味の時間をより豊かにしたい人
椅子やソファに座って読書や映画鑑賞などの趣味を楽しむ人は、パーソナルチェアを使うことで趣味の時間をより豊かにすることができます。
パーソナルチェアがソファと比べて優れているポイントとして、頭や脚、両腕などのあらゆる部位の体重を預けることができる点が挙げられます。
読書も映画鑑賞も、長時間同じ姿勢が続くので、首や肩を疲れさせないためにパーソナルチェアは効果的と言えるでしょう。
パーソナルチェアの選び方
パーソナルチェアの選択肢は様々ありますが、選び方のポイントとして、主に「目的」と「デザイン」を基準にすることができます。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
目的
パーソナルチェアをどのように使用したいかを明確にしておくことで、後悔なくパーソナルチェアを取り入れることができます。
映画や読書に集中するためであれば、クッション性の高いソファタイプ。
リラックスの時間に使いたい場合は、ロッキングチェアやリクライニングのタイプ。
来客用のための椅子として用意するのであれば、ラウンジタイプ。
このように、パーソナルチェアを使用するシーンをはっきりイメージすると、自分にぴったりなインテリアになるでしょう。
デザイン
パーソナルチェアは存在感のある家具であるため、部屋のインテリアと調和するようなデザインを選ぶことが望ましいです。
例えば、モダンなテイストの部屋に木目の効いたパーソナルチェアを配置すると、変に目立ってしまい、違和感のある雰囲気になってしまいます。
インテリアのテイストをまず明確にして、それに合わせたパーソナルチェアを選ぶと違和感なく部屋に溶け込ませることができるでしょう。
パーソナルチェアのおすすめ20選
以下に、旭川家具の中から、パーソナルチェアを20選でご紹介します。