正式にはポリウレタン樹脂塗装といいます。
木製家具では、主剤と硬化剤の2液を調合し 高強度のウレタン系樹脂を形成することで硬度・耐水・耐薬品性に優れています。
高熱の物を置くと跡形が残ることものあり、強い衝撃が加わることで塗膜が割れれると修復が困難。ポリエステル塗装よりも薄くて硬い樹脂の膜を作ることができます。
ウレタン塗料の種類
水性(水性1液型)・油性(溶剤1液型)・油性(溶剤2液型)があり、水で塗料を溶かすのが水性塗料、シンナーなどの溶剤で溶かすのが油性塗料です。
外壁塗装用の塗料は、塗料を液体で溶かし塗り乾かし、液体を蒸発させることで密着させます。
1液型と2液型は塗料のグレードです。2液型は値段が少し高くなりますが、耐久性に優れ使用範囲が広がります。
特徴
ウレタン系樹脂は樹脂の中でも柔軟性と密着度が高い塗料であり、艶があり光沢が美しく、高級感のある仕上がりも可能です。場所を選ばず、幅広い用途に使用できることも人気の理由です。
伸縮性に優れているので、柔らかく塗膜がしなやかで、ひび割れがあっても塗膜表面までひび割れが広がりにくいです。
油性と水性があり、油性は、樹脂と乾燥油を主成分で1液型と2液型があります。
2液型は硬化剤を混ぜて使い、水性は環境や人体への影響が少なく、臭気少ないく低価格です。
密着度が高く柔らかいので、屋幅広い用途に応用できます。木材や塩化ビニール製品の補修等にも使えます。
長所
低価格なため外壁など広範囲の工事の場合、工賃が高騰しにくいのもメリットです。
傷に強く、外壁でも、塗膜の弾性で傷などをカバーすることができ、メンテナンスがしやすいです。
美しい艶を表現できるので、外壁の場合、光沢が価格以上に高級感のある仕上がりになります。
柔軟性があるので柔らかな塗膜が持続し作業効率がはかどるという特性があります。DIYでもよく使われます。
ウレタン塗料は過去にかなりの人気だった塗料でしたので、種類や取扱店舗も多く自身にあった塗料が見つかる確率が高いです。
短所
紫外線などの外的要因で劣化しますので。一般的な外壁塗装の寿命は10年前後ですが、ウレタン塗料は耐用年数が6〜7年です。
汚れが付着しやすいので汚れから見た目が残念になってしまうこともあります。最近では、汚れにくいウレタン塗料も出ています。
少なからずシンナー臭があります。
費用、工事
1平米あたりの単価が約1,500〜1,700円ほどで、他にも施工代金・資材・養生代金・足場代などがかかります。
内容にもよりますが、全行程を終えるまで、約2週間ほどかかります。
外壁塗装は実績や経験が大切で、熟練した職人、塗料の性質の把握、適切なアドバイスなどを考慮して選びましょう。
単価、性質、カラーバリエーション、耐用年数など、わからない点は担当者に聞きましょう。
見積もりに細かな点までしっかり分かりやすく書いてくれているかを確認し、わかりずらいく不明点が多い見積もりは危険と思いましょう。