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家具木工用語辞典

2019年12月16日(月)

目止め(木材)とは「隙間を埋める大切な作業」

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目止め(めどめ) とは、木材の 導管や繊維の小さな穴を シーラー 、との粉、ペンキ等で塗面を平滑にするためや塗料が下地に過度に吸い込まれないようにするもので、 一定の色彩を与えて木材の美しさを強調することなど重要な役割をもっていま す。

 

目止め剤

顔料、結合剤、希釈剤で構成されています。水溶性や油に強いものなど様々種類がありますが、素地の種類・劣化具合・厚みなどの要素により、最適なもを使います。
目止め作業を行なうには、まず缶内の塗料をよくかきまぜ、シンナーでうすめて塗付します。

 

目止めのメリット

木材の導管、導管や繊維の小さなの穴を埋めて、平な塗装素地面を作ります。
木材着色の際に効果が出ます。
木目を浮き立たせて、素材の質感を出ます。
耐用年数が大きく変わり、下塗り塗料の性能をさらに上げる効果があります。

 

方法

シーラーを使う場合
シーラーを使うことで簡単に目止めをすることが出来ます。施工方法はハケやローラーを使用して塗装していきます。目止め機能のあるシーラーを使用する方が、コストなどメリットが多いです。

との粉を使う場合
木目の質感を残したい場合はとの粉を使用します。粉末を水で混ぜパテのように塗装してきます。

ペンキを使う場合
かなり薄めてペイントすることで、目止め効果が高まります。同じペンキを上塗りすれば密着性も問題ありません。

 

 

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