この記事は数あるソファの中でも、布製でなく本革のソファを選んだアナタに向けた記事です。
本革ソファは手入れを怠ると、すぐボロボロになります。しかし、正しい手入れを行うと一生使い続けられるものも多いため、手入れ方法を知っているか否かは重要な分かれ目になってしまいます。
そこで今回は、旭川木工センターが、本革ソファの手入れを解説いたします。正しい手入れ方法を学び、あなたの家の愛着あるソファを一生使い続けましょう!
本革ソファの日常的な手入れは月に1〜2回程度
表面についたホコリや皮脂を放置すると革が傷むため、日常的な手入れは、まず乾拭きを心がけるようにしましょう。本革は水分に弱く、シミやカビの発生に繋がるため水拭きは推奨しません。
本革ソファを長持ちさせる手入れ方法:3ヶ月に1回程度
ソファを長持ちさせるための手入れは、日常的な手入れと少し異なります。日常の手入れだけでは、乾燥や湿気などソファーへのダメージを防ぎきれません。
乾燥や湿気はヒビ割れやカビの原因となるため、シーズン毎に手入れをすることで未然に原因を取り除くために、長持ちさせる手入れが必要となるのです。
革を長持ちさせるためのアイテムも必要なため、まずは道具から紹介しましょう。
本革ソファに必要な手入れ道具
ソファの手入れに必要な道具は以下のとおりです。
- コットン100%の布
- 革専用クリーナー
- プロテクトクリーム(保革油)
- 柔らかいスポンジ
- ブラシ(汚れが多い場合のみ)
ホームセンターでも一般的に入手可能
本革ソファの手入れ手順
本革ソファの手入れ手順は以下の通りです。
- 布で表面のホコリを取り除く
- クリーニング剤を使用し、汚れを拭き取る
(汚れが多い場合はブラシを使用する) - 表面を拭き取り、1〜2時間乾燥させる
- プロテクションクリームを塗り、乾燥させて終了
本革ソファの汚れを掃除する方法
次に、本革ソファが汚れてしまった時の掃除方法を解説します。
汚れてしまったときの対処方法
汚れてしまった時は、すぐに手入れをしましょう。
- 食べ物のカスがある場合は取り除く
- 乾いた柔らかい布で油分や水分を拭き取る
- (汚れが残っている場合は)固く絞った柔らかい布で押さえるように拭き取る
ざっくりと対処法を紹介しましたが、原因により細かい部分が異なります。次はソファが汚れる原因と対処法を見ていきましょう。
本革ソファが汚れる原因と対処法
本革ソファが汚れる原因は、日常生活の中に隠れています。ここでは、原因と対処法を紹介していますので、一つひとつ見ていきましょう。
ホコリ
最も貯まりやすい汚れは、ホコリです。表面だけでなく、座面と背面の隙間などに入り込むことが多いホコリ。日常的な手入れの際は手を入れて布で拭き取る、掃除機で吸い上げるなど一手間加えるようにしましょう。
食べこぼし・飲みこぼし
ソファの上でお菓子やジュースを食べ飲みすると、食べこぼし・飲みこぼしがソファに落ちることが多くあります。
水分や油分が含まれているお菓子やジュースは、シミの原因となるためすぐに拭き取るようにしましょう。
人の皮脂や皮膚
日常的に生活しているだけでも、皮脂や皮膚がソファについてしまうことがよくあります。皮脂や皮膚を放置すると、酸化して黒ずみになってしまうため掃除の際はホコリと同様取り除くようにしましょう。
ペットの毛
ペットを飼っている場合は、毛が入り込むことも多いです。その毛にホコリや皮膚が絡まって、大きな汚れとなってしまうことも珍しく無いため、掃除機で吸い取ることをオススメします。
など
本革ソファを長持ちさせるポイント
手入れ以外にも、ソファを長持ちさせるポイントが大きく3つあります。
- 乾燥を防ぐ
- 直射日光を避ける
- 座り方に気をつける
それぞれ解説します。
乾燥を防ぐ
乾燥を防ぐには、以下の点に注意しましょう。
- ソファをエアコンの風が直接当たる所に置かない
- ソファをストーブの前に置かない
直射日光を避ける
直射日光はソファを日焼けさせ、表面の劣化を招き最終的にはヒビ割れに繋がります。ソファは窓際に置かないようにしましょう。
座り方に気をつける
ソファの寿命は座り方により大きく変わります。具体的には以下の点に注意しましょう。
- 毎回同じ場所に座らない
- 勢いよく座らない
- お子さんに飛び跳ねさせない
以上の3点に注意すれば、ソファを長持ちさせることができます。
最後に、ソファがダメージを負ってしまった時の対処方法を見ておきましょう。
本革ソファがひび割れたときは張替をしよう
革は動物の皮をなめしてつくられたものですので、乾燥などが原因でひび割れてしまった場合は、張替修理を検討しましょう。
宮田産業では自社製品の張替のご相談を承っております。詳しくはお問い合わせください。
本革ソファが黒ずんだときの対処方法
本革ソファが黒ずんでしまった時は、黒ずみ専用のクリーナーを使用します。手順は以下の通り。
- クリーナーをスポンジに染み込ませ泡立てる
- 円を描くように黒ずみ箇所を撫でる
- (黒ずみが落ちにくい場合は)ブラシにクリーナーをつけ優しくこする
- 乾拭きで浮いた汚れを拭き取る
まとめ
今回は本革ソファの手入れ方法についてお話しさせていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 日常的な手入れは月に1〜2回、乾拭きを行う
- 長持ちさせる手入れは3ヶ月に1回、クリーナーやクリームを使って行う
- 汚れは放置せずすぐに落とす
- 本革ソファを長持ちさせるには「乾燥を防ぐ」「直射日光を避ける」「座り方に気をつける」ことに注意する
- ひび割れた時は色付きの補修クリームを使用する
- 黒ずんだ時は専用のクリーナーを使用する
家具のお手入れに関する記事は以下のページでご覧になれます。一生使い続けられるようにメンテナンスしましょう。