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家具お手入れ辞典

2022年12月06日(火)

ウレタン塗装のテーブルの手入れ方法と注意点を旭川家具メーカーが解説!

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手入れ方法と注意点を旭川家具メーカーが解説!

「ウレタン塗装のテーブルを買ったけれど、手入れの方法がわからない」

この記事は、手入れの悩みを抱えているあなたのために書かせていただきました。

ウレタン塗装は、他の塗装方法に比べ汚れがつきにくく、特別な手入れをせずとも使い続けられる特徴があります。

一方では傷や熱に弱いため、使ってはいけない道具やNGの手入れ方法などが多くあります。

そこで今回は旭川木工センターが、ウレタン塗装のテーブルを手入れする時の方法や注意点を解説いたします。

日常の手入れは乾拭きだけでOK

ウレタン塗装のテーブルは、表面が樹脂でコーティングされているため軽い汚れや水分は乾拭きで拭き取ることができます。

注意点としては、やわらかい布を使用すること。硬い布でテーブルを擦ってしまうと、細かい傷ができ、劣化に繋がります。

ただしコーヒーの汚れや、ペンなどによる汚れは拭き取るだけでは落ちない場合が多いです。そこで、次に紹介する方法を試してみてください。

ウレタン塗装のテーブルを手入れする方法・手順

ウレタン塗装のテーブルを手入れする方法・手順

ウレタン塗装のテーブルを手入れする際は、薄めた中性洗剤を使用します。具体的に必要な道具と手順を見ていきましょう。

手入れに必要な道具

  • 3%に薄めた中性洗剤
  • やわらかい布2枚
  • タオル1枚
  • お湯

手入れの手順

  1. やわらかい布を中性洗剤につけ、きつく絞る
  2. 汚れを拭き取る
  3. タオルをお湯に浸し、きつく絞る
  4. テーブルについて洗剤を拭き取る
  5. やわらかい布で乾拭きする
  6. 自然乾燥で乾くまで待つ

ウレタン塗装のテーブルを手入れする時には注意点もあります。次の項目で解説しましょう。

ウレタン塗装のテーブルを手入れする時の注意点

ウレタン塗装のテーブルを手入れする時の注意点

ウレタン塗装のテーブルを手入れする時の注意点は以下の通りです。

  • 表面を強くこすらない
  • メラミンスポンジ(白い四角いスポンジ)を使わない
  • 研磨剤入りのスポンジを使わない
  • ベンジン、アルコール(エタノール)が含まれている溶剤を使わない
  • 除光液、シンナー等も使用しない
  • 化学ぞうきんを使わない

ウレタン塗装のテーブルは、他の塗装に比べ傷に弱い特徴を持ちます。なるべく傷がつかないように注意しながら使用しましょう。具体的なポイントは次の項目で解説します。

ウレタン塗装のテーブルを長持ちさせるコツ

ウレタン塗装のテーブルを長持ちさせるには「熱を直接伝えない」「傷つけない・汚れを残さない」ことがポイントです。それぞれ解説しましょう。

熱を直接伝えない

熱を直接伝えない

ウレタン塗装の耐熱温度は約120℃ほどです。鍋や熱い飲み物を置くと、いわゆる「輪じみ」ができてしまいます。

そのため、熱いものをテーブルに置く際は、熱を直接伝えない工夫が必要になります。例えば以下の通り。

  • 鍋を置く時はコルクの鍋敷を使う
  • コップを置く時はコースターを使う
  • ランチョンマットを敷いておく(鍋などの熱は防げないので注意)

傷つけない・汚れを残さない

傷つけない・汚れを残さない

先ほどお話しした通り、ウレタン塗装は傷に弱い塗装方法です。汚れを残してしまうと、塗装にダメージが残り、汚れを取り除く時にダメージを与えてしまうなど傷の原因となります。

そのため、傷つけない・汚れを残さないことが必要です。具体的には以下のことに注意しましょう。

  • テーブルの上の物を減らす
  • 頻繁にテーブルを拭く
  • 汚れてしまった時はすぐに拭き取る

まとめ

今回はウレタン塗装のテーブルを手入れする方法を解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。

この記事のポイント
  • 日常の手入れは乾拭きだけでOK
  • 本格的な手入れには中性洗剤とやわらかい布を使用する
  • 傷をつけない、化学溶剤などを使わない
  • 熱を伝えないこと、傷つけないこと、汚れはすぐに拭き取ることに注意する

家具のお手入れに関する記事は以下のページでご覧になれます。木製家具を一生使い続けるため、ぜひご覧ください。

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