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木工教科書

2024年02月12日(月)

建具の種類から選び方まで!木工のプロが徹底解説

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建具の種類から選び方まで!木工のプロが徹底解説

建具の設置・修理を考えているけれど、「どんな種類があるんだろう?」「どうやって選んだらいいのか分からない…」とお悩みではありませんか?

建具は住宅において機能性やデザインを左右する重要な要素です。慎重に検討したいものですよね。

今回は、木工プロ集団が集まる「旭川木工センター」が、建具の役割や種類、選び方まで徹底解説します!

ご自身の空間に最適な建具を見つけるための手がかりとなれば嬉しいです。ぜひ最後までご覧ください。

そもそも建具とは?

建具(たてぐ)とは、建築物の開口部で使われる窓やドアの総称で、扉・障子・襖なども含まれます。

空間を仕切ることが主な目的となっており、人や物の出入り、採光、換気、通風を促すだけではなく、時にはそれらの遮断にも役立ちます。

木製・アルミ製・鉄製・樹脂製・ガラス製・プラスチック製など、素材はさまざまです。

建具の役割

先ほども少し触れたように建具の役割には、空間を仕切ること、人や物の出入りを容易にすることなどがあります。他にも、光や風、熱、音、視線などを適度に通したり遮ったり、場合によっては防犯の役目も持ちます。

これらに対する適切な作りが求められ、建具は建築物の多岐にわたる機能を担う欠かせない要素となっています。

また建具の種類によっても、その役割は異なります。続いては建具の種類の紹介です。

役割別|建具の種類

役割別に建具を種類分けすると、主に以下の4つに分けられます。生活の中で無意識のうちに使っている建具ですが、こうして見てみると実に多くの役割を果たしていることがわかります。

1、外部建具・ドア

玄関ドア、勝手口ドアなど。

役割:家の出入り、建物の内と外との仕切り、防犯

2、外部建具・窓

掃き出し窓、出窓、天窓、雨戸、網戸など。

役割:建物の内と外との仕切り、防犯、光・風・熱・音を取り込んだり遮ったりする

3、内部建具

室内ドア、室内窓、間仕切り戸、襖、障子など。

役割:室内空間の仕切り、空間の出入り、空間ごとの視線の遮断

4、収納建具

クローゼットの扉、押入れの襖など。

役割:生活空間と収納スペースの分断、視線の遮断

開閉方法別|建具の種類

また役割別のほかに、開閉方法別でも建具を種類分けすることができます。

「開き戸」「引き戸」「折れ戸」の3種類をそれぞれ見ていきましょう。

1、開き戸

1、開き戸

洋室で一般的に使われるのが、戸を手前に引いたり押したりして開閉する「開き戸」です。蝶番(ちょうつがい)を軸に弧を描き、前後に開閉します。

メリット

  • 小スペースで開閉できる
  • 壁の制約が少ないのでスイッチやコンセントなどの取り付けスペースが増える
  • 枠に1枚の建具が納まるため見た目がスッキリする
  • 設置時のコストが抑えられる

デメリット

扉を開くためのスペース、導線が必要

2、引き戸

2、引き戸

近年デザインの種類が増え、多く使われるようになった「引き戸」。戸を左右にスライドさせて開閉するため、前後の移動やスペースも必要ありません。

左右どちらかの一方向のみにスライド可能な「片引き戸」や、2枚以上の戸が左右どちらにも動かせる「引き違い戸」、2枚の戸を両側にスライドさせる「引き分け戸」などの種類があります。

メリット

  • 開放したり少しだけ開けたりと、開口部の調整ができる
  • 閉め切ることで部屋間の仕切りとしても利用可能
  • 開くためのスペースが不要で、扉が邪魔にならない

デメリット

  • 開き戸と比べて設置コストが高くなる
  • ドアの横に扉を引き込むスペースが必要となる
  • スイッチやコンセントが設置できず、壁の活用に制約が生じる

3、折れ戸

3、折れ戸

「折れ戸」は、扉を折りたたんで開閉するものです。クローゼットの扉や、浴室などに使われることが多いです。

開き戸のような開閉スペースも、引き戸のような引きしろスペースも不要ですが、ドアを折りたたんで開く分のスペースが必要となります。

メリット

  • 室内側の開閉スペースが比較的少ない
  • 開口部を大きく開いて活用できる

デメリット

  • 開けたときに折りたたまれた扉の厚さ、幅分のデッドスペースができる
  • 小さい子どもには扱いにくい
  • 閉じる際に指を挟む恐れがある

建具の選び方!素材に着目しよう

建具を選ぶときは、外部建具なのか内部建具なのかといった設置箇所や、それぞれの用途、空間に合わせて検討しましょう。

形状だけでなく材質にも注目してくださいね。建具の種類によって以下のような素材が使われています。

建具の種類使われる材質
外部建具・ドアアルミ、鉄、スチール、木
外部建具・窓アルミ、樹脂、スチール、木
内部建具木、木+紙、アルミ

この中で主に使われるのは「木」「アルミ」「樹脂」の3つです。これらの材質について解説します。

木製|建具の特徴

木製建具の素材例としては、むく材や合板などが挙げられます。最近では色味や模様にさまざまなタイプが用意されており、一般家庭で広く親しまれています。

木には調質特性というものがあり、短期間であれば結露が発生しても、木が表面の結露水を吸収するため、表面に結露が生じにくくなります。

そして梅雨の時期には水分を吸収し、梅雨が終わり乾燥すると水分を放出して室内の湿度を調整してくれるのです。

また木製建具は優れた断熱性能を持ち、夏は涼しく、冬は暖かさを保ちやすい特性があります。同時に耐風圧性があり、他の材質と比較して軽量で施工がしやすいのも特徴です。

アルミ素材|建具の特徴

窓のサッシや玄関ドア、室内の間仕切り建具などでよく使用されているのがアルミ素材。とくにアルミサッシは、日本国内のサッシ全体の9割以上を占めています。

アルミ素材は耐久性がありながらも軽量で、金属の中では柔軟な性質を持っていて圧倒的に加工しやすいという特徴があります。また低コストであることも魅力です。

ただし、熱伝導が高いため結露が起きやすいという側面もあります。

樹脂素材|建具の特徴

建具に使われる樹脂材質とは、合成樹脂、いわゆるプラスチックを指します。目にする機会が多いのは窓の「樹脂サッシ」で、プラスチックの一種である硬質塩ビ樹脂を素材としています。

樹脂素材の窓は熱が伝わりにくいので断熱性が高く、結露が生じにくいことが特徴です。

「半樹脂サッシ」という、室内側を断熱性の高い樹脂性、屋外側を耐久性の高いアルミ製にしたものもよく利用されます。

建具業者を選ぶ3つのポイント

建具の設置や修理を検討する場合、ほとんどの方がプロの業者に依頼することを考えるのではないでしょうか。

一般の建具業者は個人客からの依頼は請けないところもあるので、そんなときには建具を取り扱う工務店を探すようにしましょう。

以下の3つのポイントを確認し、業者選びに活かしてください。

①保証期間や内容を確認する

建具の設置や修理を依頼するときには、かかる費用や期間といった基本的な項目のほかに、修理箇所の保証期間やアフターサービスについても確認することが重要です。

保証の内容や保証の期間は業者によって異なります。複数の業者に見積もり出してもらい、比較検討するのがよいでしょう。

②施工内容に合った業者を選ぶ

建具の種類や修理規模を明確にし、施工内容に合った業者を選ぶようにしてください。

業者ごとに得意分野があるのが一般的です。

また最近ではリフォーム専門の業者も建具の修理を請け負っている場合があり、豊富な業者から選択できるようになりました。

修理の内容や予算、重視する条件をあらかじめ決めてから業者を探し、それに合うところに依頼することで、納得のいく仕上がりになる可能性が高まります。

③近場の業者を選ぶ

できるかぎり家から近いところにある業者に依頼しましょう。

作業の際の出張費や、その後のメンテナンスを考慮しても、近場の業者に依頼するべきだと言えます。何かしら不具合があったときに気軽に相談できるという点で安心なうえに、アフターフォローを考えると長期的に見てお得と言えるでしょう。

建具のことなら旭川木工センターにおまかせください!

【太陽工業有限会社】

昭和19年(1944年)創業の長い歴史を持つ太陽工業では、厳選された北海道産の木材を使用し、無垢材の高級ドアを制作しています。一般住宅を始め、公共施設やインテリジェントホテルなどあらゆる場所に対応し、木製防火ドアや木製自動ドア、高齢者用の引き戸といったユニバーサルデザイン対応の建具を数多く制作しています。

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【株式会社ウッドパーツ】

1994年創業の株式会社ウッドパーツは、オフィス、公共・商業施設、医療・福祉施設、教育施設、ホテル、店舗、飲食店、住宅など、幅広い形態の家具製作、建具内装工事を請け負っています。

建築事業は納期との戦いです。それが公共施設や大規模な商業施設であれば、目指すオープン日を延期することはまず叶いません。その限られた期間、それも大抵の工務店などが到底無理だと断ってしまうような短い納期の物件も、ウッドパーツはすべて引き受け、そして結果を出してきました。

その結果が積み重なり、ウッドパーツならやってくれるという信頼につながり、現在も数々の特注制作をこなしています。

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