
「ベストサイズのソファが欲しい」「微妙に色が違う」そんなソファに関するお悩みはありませんか?
サイズや素材、座面の硬さ、デザインなど、すべての希望を満たすソファを見つけるのは意外に難しいものです。
しかし、オーダーメイドのソファなら、細部までこだわった理想の一脚が手に入ります。
本記事では、オーダーメイドのソファ制作の魅力や、依頼する際の流れについて、旭川家具に精通する木工のプロ「旭川木工センター」が詳しく解説します。
ソファのデザイン例や、後悔しないためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ソファを制作依頼する3つの魅力|既製品との違い
画像引用:宮田産業株式会社
ソファ制作は、既製品にはない以下の3つのメリットがあります。
- 空間にフィットするサイズ
- 快適な座り心地
- 細部までこだわり抜いたデザイン
既製品のソファは、デザインとサイズのどちらかを妥協しなければならないことが少なくありません。例えば、好みのデザインであっても「大きすぎる」「小さすぎる」「他の家具と合わない」などの問題が起こりがちです。
一方、オーダーメイドのソファなら、数センチ単位でサイズを指定できるため、間取りにぴったりの一脚を設計できます。「もう少し高さがあれば…」「背もたれに角度がついていれば…」といった座り心地に関するお悩みにも対応可能です。
座る人の体型や好みに合わせて、高さやクッションの硬さを調整できるため、快適性に優れた自分だけの一脚を実現できます。
さらに、カラーや張地、脚の形状、フォルムまで細かくカスタマイズできる点もオーダーメイドソファの魅力です。統一感のあるお部屋に仕上げたい方にも適しています。
ソファ制作依頼のステップ
画像引用:宮田産業株式会社
①打ち合わせ
まずは、ソファ制作を依頼する業者と打ち合わせします。依頼先によっては、フルオーダーとセミオーダーのいずれかを選択可能です。細部までこだわりたい方にはフルオーダー、ある程度決まった選択肢から選びたい方にはセミオーダーがおすすめです。
②設計・制作
業者は、打ち合わせでヒアリングした内容をもとに設計図・デザイン案、見積もりを作成します。内容に問題がなければ、制作が始まります。
③納品・アフターフォロー
完成したソファは、指定した日時に納品・設置されます。
理想的なソファのデザインを見つけるヒント集
シンプルで洗練された造形美が光るソファ
画像引用:MUKU工房|宮田産業
シンプルで洗練されたフォルムは、長く使っても飽きません。足元が広めで、掃除機やモップがかけやすい形状です。ひじ掛けから背もたれまでの木製フレームが後ろから見ても美しく、大柄な男性がもたれても安心の強度が保たれています。
肘置きと背もたれを同じ高さにそろえた重厚感のあるソファ
肘置きと背もたれを同じ高さにそろえた重厚感のあるデザインが特徴で、横向きに座っても身体をしっかり支えられるのがポイント。硬めのウレタン素材を使った座面と、ほどよく傾斜した背もたれは、安定感とリラックス感を両立します。
直線美が映えるリビングソファ
画像引用:MUKU工房|宮田産業株式会社 ファザード
無駄をそぎ落とした真っすぐでシンプルなフォルムが美しく、他のインテリアとも相性抜群。性別や年齢、流行に左右されず、長くリビングの主役として活躍します。広めの座面はどんな体型の方でもゆったりと寛げます。
組み合わせ自由な万能ソファ
肘置きを片側だけに配置したデザインが特徴でL字型にもアレンジでき、複数人でゆったりとくつろげます。大きなオットマンはスツールや足置きとしても活躍。暮らしに合わせた自由な使い方が可能です。
後悔しないために!オーダーメイドソファ依頼時のチェックポイント
画像引用:宮田産業株式会社
打ち合わせをスムーズに進めるためにも、事前に以下の項目を明確にしておきましょう。
- サイズ・形状…壁や柱との位置関係、脚の高さ、背もたれや肘かけの有無、リクライニングなど
- デザイン…カラー、L字型やストレート型など
- 座面…張地の素材、クッションの形状など
間取り図や理想のソファに近いスケッチや切り抜き画像などを用意しておくと、イメージが伝わりやすくなり、業者からの提案も具体的になります。
また、座り心地や耐久性は、クッション材の種類によっても大きく左右されるため、それぞれの特徴・メリットを押さえておきましょう。
ウレタンフォーム
一般的なソファに多く使われている素材で、適度な弾力と耐久性を持つ素材です。密度や厚みによって、座り心地が変わります。
フェザー(羽毛)
包まれるような柔らかさが特徴で、極上のリラックスタイムを実現できます。ただし、形が崩れやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
コイルスプリング
内部にバネ構造を備えているのが特徴です。耐久性と弾力性に優れており、沈み込みすぎない、しっかりとした座り心地が得られます。主に高級ソファに採用されています。
大型ソファの場合は、階段・エレベーター・通路などの搬入経路を事前に確認しておきましょう。搬入経路が確保できない場合は、分割納品や吊り下げ作業が必要な可能性もあります。
オーダーメイドのソファは、設計図に沿って一つひとつ丁寧に作られるため、1〜2ヶ月程度の期間を要する場合がほとんどです。素材や工程によっては、さらに時間がかかる場合があるため、打ち合わせの段階で納期を確認しておくと安心です。
また、ソファは長く使う家具だからこそ、納品後のアフターフォロー体制をしっかり確認しておきましょう。使用年数とともに、張地の劣化やクッション材のへたりが気になる場合があります。
業者によっては、張地の張り替え、クッション材の交換、座面の硬さ・柔らかさの再調整などのメンテナンスサービスをおこなっています。故障や破損、不具合に備えた保証の有無、内容や期間なども業者選びのポイントのひとつです。
まとめ
オーダーメイドのソファ制作では、サイズ・形・デザインなど、細部までこだわった理想の一脚を形にできるのが最大の魅力です。
依頼時には、自分の希望を具体的に整理し業者にしっかり伝えることが、完成後のイメージとのズレを防ぐためにも重要です。
既製品ではなかなか「これだ」と思えるソファが見つからないという方は、ぜひ本記事を参考にオーダーメイドを検討してみましょう。
木に関するお悩みは「旭川木工センター」にご相談ください!

「旭川木工センター」は、家具・建具・クラフト・木材・木工機械のメーカーが集まったプロ集団のコミュニティです。
合板加工、建具、家具など、さまざまな木工職人が所属する11社の中から、お客様の「木」に関するお悩みやご要望に応じて適切なサービスをご紹介します。
- カスタマイズしたい
- 家具を製作・注文したい
- 家具を修理したい
- 木材を探している
- 技術講師を頼みたい
こんなお悩みをお持ちの場合には、ぜひ「旭川木工センター」にご相談ください。