インドアグリーンとは、「屋内に植物を飾って楽しむこと」を意味します。
インドアグリーンは、生活空間が無機質で殺風景になることを防ぎ、毎日に癒しを与えてくれるのが大きなメリットです。
また、たくさんの植物に気を配りながら育てる習慣を持つことは、こころの充実にもつながるでしょう。
しかし、単純に部屋に植物を置けばいいわけではありません。
植物の選び方や置く場所を間違えると、部屋の見栄えが悪く落ち着かない空間になってしまいます。また、植物にとっても健康的に育たない環境になってしまうのです。
インドアグリーンをやってみようか迷っている人の中には「植物を元気に保つことができるか不安…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、旭川木工センターが、インドアグリーンをうまく取り入れるコツや、インドアグリーンに用いる植物の育て方の基本を紹介します。
観葉植物を購入してインドアグリーンをやってみようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
インドアグリーンに向いている植物6選
手入れが簡単で育てやすい植物の特徴として、日陰でも育つ耐陰性があること、乾燥に強いことなどが挙げられます。
ここでは育てやすい特徴をもった、インドアグリーンに向いている植物を6つ紹介します。
ガジュマル
ガジュマルはインドアグリーンで人気の植物のひとつ。強い生命力を感じさせる太い幹と、厚みがある葉が個性的。日光に当てることや、水やりの方法に少し注意する必要がありますが、基本的には育てやすい植物です。
テーブルヤシ
テーブルに乗るほど小さいサイズのヤシ科植物。高温多湿に強く耐陰性があり、茎や葉が間延びしないため育てやすい特徴があります。成長が遅いためインテリアとして柔軟に活躍します。
ポトス
園芸の経験が長い人にも愛される定番の観葉植物で、耐陰性があるため初心者でも簡単に育てることができます。サトイモ科の植物であるポトスは、部屋に飾るものはツルを横に伸ばして成長するという特徴があります。
サンスベリア
多肉っぽい葉が土から直接生えているようなフォルムが特徴の植物です。日本でも「トラノオ」の呼び名で古くから愛されてきました。乾燥に強く日陰にも強くて丈夫なことから初心者にも人気です。
パキラ
手のひらのように広がった5枚の葉が特徴的な植物。乾燥にも比較的強く、害虫もつきにくい丈夫さがあるので楽に育てることができます。根もしっかりとは張らないので、大きく成長させずに長く育てていくことができます。
モンステラ
モンステラは葉に切れ込みが入っている特徴を持つ、非常に人気の高い観葉植物です。乾燥にも強く、適度な水やりをすればきれいに育つので初心者でも簡単に育てることができます。
インドアグリーンの植物の育て方の基本
インドアグリーンの植物を育てるうえで注意すべき基本のポイントを紹介します。
日当たり
インドアグリーンに用いる植物の多くは、明るさの少ないところでも育つ耐陰性があります。逆に直射日光には弱い植物が多いので、レースカーテンを隔てて日光に当てるのが望ましいです。日光に当たりにくい場所に置く植物も、週に2. 3日は日光の当たる場所に移動させるといいでしょう。
風通し
部屋に置く植物にとって、風通しは日当たりと同じくらい大事な要素です。新鮮な空気の循環によりカビや害虫が発生しにくくなり、呼吸に必要な二酸化炭素も得ることができます。また、エアコンの風はとても乾燥していて植物にダメージを与えてしまうのでエアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。
水やり
水やりは毎日する必要はありません。土がずっと湿っている状態は根や株によくないので、土がしっかりと乾いてから水を与えるようにしましょう。また、水やりは土にある汚れやゴミを流し出すこともできるので、水やりを行う際は、鉢の底から流れ出るほどの量でたっぷり水を与えることが望ましいです。
インドアグリーン植物を配置するコツ
植物はあくまで生き物なので、家具や雑貨のようにどんな場所にも置いていいものではありません。ただ、植物にとって無理のない場所に置くという前提のもとで、おしゃれなインドアグリーンのインテリアにするための植物の配置のコツを紹介します。
数ヶ所に分けてまとめて置く
植物のひとつひとつをバラバラに散らして置くと部屋にまとまりがなくなり、落ち着かない空間になってしまいます。植物がたくさんある空間がインドアグリーンのメリットですが、植物を置くポイントをいくつかに分けて、まとめて置くことで視界をすっきりまとめることができます。
高さや大きに差をつけて自然さを出す
植物をきっちりと整えて並べると、無機質な雰囲気になりかねません。インドアグリーンのメリットは部屋の雰囲気に自然の風合いを加えることなので、なるべく高さや大きさ、形にバラつきを出して自然な感じになるように配置を工夫しましょう。
背の低い植物は床より高いところに置く
背の低い植物を直に床に置いてしまうと、植物の良さが部屋に活かされず不自然な印象になってしまいます。ソファや椅子に座った時の視線に合わせた高さになるように台や棚に置くことで、空間のバランスを整えることができるでしょう。
背の高い植物は部屋の角か窓際の端に
背の高い植物は、置く場所によっては部屋に圧迫感を生んでしまうリスクがあるので注意が必要です。背の高い植物を部屋の角や窓際の端に置くことで、違和感なく部屋に馴染ませることができ、部屋の良いアクセントとしても活用することができるでしょう。
インテリアに取り入れる上で気を付けるべきことはある?
インドアグリーンを部屋に取り入れるうえで気を付けたいポイントとして「植物とインテリアのバランス」が考えられます。
部屋にある家具や雑貨のテイストが植物に合っていないと、部屋全体がちぐはぐした雰囲気になってしまうのです。落ち着いた色や木目がある、ナチュラルな雰囲気の家具を使用することが理想的。植物を部屋に馴染ませて溶け込ませるために、自分の部屋のインテリアは植物に合うものかどうかを一度確かめてみましょう。
ソファやチェアに座った視線の先に、癒しのグリーンを。cosineのオリジナルアイテム。
cosineが手がける「インドアグリーン」シリーズは、おしゃれに植物を飾ることができるラックです。植物だけでなく小物や雑貨品も一緒に置くことで、植物を部屋にうまく溶け込ませる役割も持ちます。それぞれのラックで天板の高さが微妙に違うのも特徴的。この高さの違いにより、植物の姿に自然なリズムが生まれ、それぞれの植物の個性を楽しむことができます。
天板のサイズは直径20cmで、5号くらいまでの鉢を配置できるため、様々な種類の植物を配置して、自分だけのグリーンの空間を作りあげることができるでしょう。ラックの素材には北海道産タモ材を使用。また、水気に強いウレタン塗装で仕上げており、植物の手入れも安心して行うことができます。