プロが解説するタモ材の特徴!メリット・デメリットから人気の理由を探る

プロが解説するタモ材の特徴!メリット・デメリットから人気の理由を探る

家具材選びで「タモ材」という木材を目にしたことはありませんか。

ナチュラルで温かみのある木目が魅力のタモ材は、ダイニングテーブルやチェア、テレビボードなど、さまざまな家具に使われている人気の木材です。

しかし、いざ購入を検討すると「タモ材って実際どうなの?」「他の木材との違いは?」と迷ってしまう方も多いでしょう。

この記事では、タモ材の特徴やメリット・デメリット、他の人気木材との違い、そして長く使うためのお手入れ方法まで、家具のプロが徹底解説します。

タモ材の特徴と魅力を解説

タモ材の特徴と魅力を解説

タモ材は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹から採れる木材です。主に北海道や中国、ロシアなどの寒冷地に生育しています。

タモ材の最大の特徴は、力強くはっきりとした木目です。

年輪がくっきりと現れ、ダイナミックな表情を持つため、家具に使用すると存在感のある仕上がりになります。

また、木材自体が硬く丈夫なため、長く使い続けられる家具材として古くから親しまれてきました。

近年では天然のタモ材が希少になりつつあり、その価値はさらに高まっています。

ナチュラルで温かみのあるインテリアを好む方々から、特に高い支持を集めている木材です。

タモ材のメリットと家具に使われる5つの理由

タモ材のメリットと家具に使われる5つの理由

画像引用:MUKU工房 コサイン エントランスツール

タモ材が家具材として人気を集めるのには、明確な理由があります。

ここでは、タモ材の主なメリットを5つ紹介します。

美しく力強い木目

タモ材の最大の魅力は、その美しい木目です。

はっきりとした年輪と繊維の流れが生み出す力強い表情は、空間に個性と温かみをもたらします。

一本一本の木目が異なるため、同じデザインの家具でも世界に一つだけの表情を楽しめます。

ナチュラルな木目を活かしたクリア塗装やオイル仕上げが特に人気で、木本来の美しさを最大限に引き出せます。

高い強度と耐久性

タモ材は広葉樹の中でも特に硬く、強度が高い木材です。

そのため、日常的に使用するダイニングテーブルやチェア、床材などに最適ですし、衝撃に強く、傷がつきにくいため、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使えます。

また、適切にお手入れをすれば何十年も使い続けられる耐久性を持っており、世代を超えて受け継がれる家具としても人気があります。

加工・塗装がしやすい

タモ材は硬い木材でありながら、加工性に優れているという特徴があります。

釘打ちや接着がしやすく、複雑なデザインの家具にも対応できます。また、塗装の吸収性が良く、オイル仕上げやウレタン塗装など、さまざまな仕上げ方法に適しています。

染色もきれいに仕上がるため、ナチュラル色からダーク色まで幅広いカラーバリエーションを楽しめます。

経年変化を楽しめる

タモ材は使い込むほどに味わい深くなる、経年変化を楽しめる木材です。

最初は明るい黄白色ですが、年月とともに徐々に飴色に変化していきます。

この自然な色の変化も含めて、傷や使用感も味として楽しめるため、長く愛用するほど愛着が深まる素材です。

ナチュラルインテリアに調和する

タモ材の明るく優しい色味は、北欧風やナチュラルインテリアとの相性が抜群です。

白い壁や明るい床との調和が美しく、空間全体を柔らかく温かい雰囲気に演出します。

また、他の木材や異素材とも組み合わせやすく、インテリアコーディネートの自由度が高いのも魅力です。

シンプルで飽きのこないデザインが多いため、長く使い続けられる家具をお探しの方におすすめです。

家具によく使われる木材については、下記リンクの記事もご覧ください。

タモ材のデメリットと購入前に知っておきたい注意点

タモ材のデメリットと購入前に知っておきたい注意点

多くのメリットがあるタモ材ですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。

デメリットを理解した上で選ぶことが、長く満足して使うためのポイントです。

硬く加工が難しい

タモ材は非常に硬い木材であるため、DIYでの加工には適していません。

のこぎりでのカットや釘打ちには力が必要で、専門的な工具や技術が求められます。

家具として完成されたものを購入する分には問題ありませんが、自分でカスタマイズしたい方や、DIY初心者の方には扱いにくい素材です。加工を希望する場合は、家具作りのプロに依頼することをおすすめします。

DIYに使いやすい木材を調べている場合は以下リンクの記事も参考に検討してみてください。

価格がやや高め

タモ材は天然資源の減少により、近年価格が上昇傾向にあります。

特に高品質な国産タモ材や、幅広の一枚板は高価。パイン材やラバーウッドなどの比較的安価な木材と比べると、初期投資は大きくなります。

ただし、その耐久性と美しさを考えれば、長期的にはコストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。

割れや反りのリスク

タモ材は含水率の変化に敏感で、乾燥や湿度の影響を受けやすい特性があります。

適切に乾燥処理されていない製品は、時間が経つと割れや反りが生じる可能性があります。

特に直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所に置いていると、木材が急激に乾燥して変形してしまうリスクが高まります。

購入時には十分に乾燥処理された製品を選び、設置場所にも配慮することが大切です。

タモ材の経年変化とお手入れ方法

タモ材の経年変化とお手入れ方法

タモ材は使い込むほどに美しさを増す木材ですが、適切な手入れをすることで、その魅力を長く保つことができます。

  • 経年変化の特徴

タモ材は最初、明るい黄白色から淡い黄褐色の色味をしています。

日光や空気に触れることで、徐々に飴色や濃い褐色へと変化していきます。この変化は数年かけてゆっくりと進み、10年、20年と使い続けることで、深みのある美しい色合いになっていきます。

木目もより際立ってくるため、使うほどに個性が増していくのがタモ材の魅力です。

  • 日常のお手入れ方法

日常的なお手入れは、柔らかい乾いた布で優しく拭くだけで十分です。

水分が付着した場合は、すぐに拭き取りましょう。水分を長時間放置すると、シミや変色の原因になります。汚れが気になる場合は、固く絞った布で拭き、その後すぐに乾拭きします。

化学薬品や研磨剤入りのクリーナーは木材を傷める可能性があるため、使用を避けてください。

  • 定期的なメンテナンス

オイル仕上げのタモ材家具は、半年から1年に一度、専用の木材オイルを塗り込むことをおすすめします。

オイルメンテナンスにより、木材の乾燥を防ぎ、しっとりとした質感と美しいツヤを保てます。

ウレタン塗装の場合は、基本的に日常の拭き掃除だけで問題ありませんが、細かな傷が気になる場合は、専門業者に再塗装を依頼することも可能です。

タモ材とナラ材・ウォールナットの違いを比較

タモ材とナラ材・ウォールナットの違いを比較

家具選びの際、タモ材と並んでよく検討されるのがナラ材とウォールナットです。

それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目タモ材ナラ材ウォールナット材
木目まっすぐで力強い独特の模様細かく滑らかで上品
色味明るい黄白色やや黄色味がかった褐色深いダークブラウン
質感・印象明るくナチュラル・爽やか自然で温かみがあり落ち着く落ち着き・高級感が強い
おすすめのインテリア北欧・ナチュラル・カジュアル北欧・和モダン・クラシックモダン・シック・高級志向

タモ材は明るく開放的な空間づくりに、ウォールナットは大人っぽく洗練された空間づくりに向いています。

部屋の雰囲気や好みに合わせて選びましょう。

まとめ

タモ材は美しい木目と高い強度、そして優れた加工性を兼ね備えた魅力的な木材です。

ナチュラルインテリアとの相性が良く、経年変化を楽しみながら長く使い続けられるのが大きな魅力です。

価格はやや高めで、割れや反りのリスクに注意が必要ですが、適切な製品選びとお手入れをすれば、一生ものの家具として愛用できます。

ご紹介した特徴やお手入れ方法は、タモ材家具を長く楽しむためのほんの一部に過ぎません。

本記事を参考にして、ぜひあなたのライフスタイルにぴったりな家具を見つけてみましょう。

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