タモ材とオーク材の違いを徹底比較!特徴・見分け方・家具選びのポイントを解説

タモ材とオーク材の違いを徹底比較!特徴・見分け方・家具選びのポイントを解説

家具選びで材料の「タモ材」と「オーク材」のどちらを選べばいいか迷ったことはありませんか。

どちらも明るい色味で美しい木目が特徴の人気木材ですが、実は見た目や質感、使い心地に違いがあります。それぞれの特徴を知らずに選んでしまうと、「思っていたイメージと違った」と後悔することも。

この記事では、タモ材とオーク材の特徴や魅力、似ている点や違う点、そして家具選びで失敗しないためのポイントまでを徹底解説します。

自分の理想の空間づくりに最適な木材を見つけて、長く愛せる家具選びをしましょう。

タモ材・オーク材の違い〜それぞれの木材の魅力

タモ材の魅力

タモ材の魅力

タモ材は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹から採れる木材です。

北欧やナチュラル家具に人気。タモ材の明るく優しい色味と直線的な木目は、北欧風やナチュラルテイストのインテリアと相性抜群で、シンプルでありながら存在感のある木目が、空間に温かみと洗練された印象を与えます。

タモは主に北海道、中国、ロシアなどの寒冷地で育ちます。

その美しさと強度から、ダイニングテーブルやチェアなどの家具、内装材、フローリング、建具など幅広い用途で使用され、耐久性の高さとナチュラルな風合いから家具材として高い人気を誇ります。

しなやかで粘り強く、割れにくい

タモ材は硬さと柔軟性を兼ね備えた木材です。粘り強い性質を持つため、衝撃を受けても割れにくく、日常使いの家具に適しています。

この特性により、野球のバットやスキー板などのスポーツ用品にも使われてきました。

均一で美しい木目

均一で美しい木目

画像引用:MUKU工房 ワオ ソロテーブル 

タモ材の木目は直線的で均一な美しさが特徴です。はっきりとした年輪が織りなす力強い表情は、シンプルながらも存在感があり、どんな空間にも自然に馴染みます。

派手すぎず落ち着きのある木目が、飽きのこないデザインを実現します。

滑らかな手触りとナチュラルな質感

タモ材の表面は滑らかで、触れたときの質感がとても心地よい木材です。天然木ならではの温もりを感じられ、使うほどに手に馴染んでいきます。

オイル仕上げにすることで、さらにしっとりとした自然な質感を楽しめます。

経年変化で黄味が増し、温かみが出る

タモ材は使い込むほどに味わいが深まる木材。最初は明るい黄白色ですが、年月とともに徐々に黄味が増し、飴色へと変化していきます。

この自然な経年変化が、家具に深みと温かみを与え、長く使うほど愛着が湧く素材です。

オーク材の魅力

オーク材の魅力

オーク材は、ブナ科コナラ属の広葉樹から採れる木材で、日本では「ナラ材」とも呼ばれています。

オーク材は重厚で存在感のある木目が特徴です。しっかりとした質感と深みのある表情が、空間に落ち着きと高級感をもたらします。

タモ材よりもやや濃い色味を持ち、クラシックからモダンまで幅広いインテリアスタイルにマッチします。

また、ヨーロッパや北米で古くから家具や建築材として愛用されてきた木材として知られており、ウイスキーやワインの樽にも使われるなど、その耐久性と美しさは世界中で認められています。

オークに関するさらに詳しい内容は以下をご覧ください。

重厚感があり高級感を演出できる

オーク材は密度が高く、ずっしりとした重量感があります。この重厚感が高級感を演出し、空間に格調高い雰囲気をもたらします。

一つ置くだけで部屋の印象がぐっと引き締まり、上質な空間づくりに貢献します。

独特の虎斑模様がある

オーク材の最大の特徴は、「虎斑(とらふ)」と呼ばれる独特の木目模様です。

これはナラ材などのブナ科木材に見られる木目模様で、虎の縞模様のように見えることが由来。光の当たり方次第で銀色に輝いて見えることから、「シルバーグレイン」と呼ばれることもあります。

耐久性が高く、長年使っても歪みにくい

耐久性が高く、長年使っても歪みにくい

画像引用:ジェスロ センターテーブル  宮田産業

オーク材は非常に硬く、耐久性に優れた木材です。

重量のあるものを乗せても歪みにくく、傷もつきにくいため、ダイニングテーブルやデスクなど日常的に使う家具に最適です。

適切にお手入れをすれば、何世代にもわたって使い続けられる耐久性を誇ります。

塗装によって多彩な表情を楽しめる

オーク材は塗装の仕上げ方によって、さまざまな表情を見せます。

ナチュラルなクリア塗装で木目を活かすのはもちろん、ダーク系に染色すればヴィンテージ風に、ホワイト系ならシャビーシックな雰囲気にと、多彩なスタイルを演出できます。

タモ材とオーク材の似ている点

一見すると似ているタモ材とオーク材ですが、共通する魅力もたくさんあります。

明るくナチュラルな色味

どちらも明るい色味を持ち、ナチュラルな雰囲気を演出できる木材です。

白や淡色の壁、明るい床との相性が良く、空間全体を柔らかく優しい印象にしてくれるため、北欧風やナチュラルモダンなインテリアに取り入れやすい点は共通しています。

木目の美しさと経年変化の味わい

どちらも美しい木目を持ち、経年変化を楽しめる木材です。

使い込むほどに色味が深まり、味わいが増していくのは天然木ならではの魅力。

長く使うほど愛着が湧く家具になるでしょう。

家具・床材どちらにも適した万能素材

タモ材もオーク材も、強度と美しさを兼ね備えた万能素材で、ダイニングテーブルやチェア、収納家具などの家具はもちろん、フローリングや建具などの内装材としても広く使用されています。

どちらを選んでも、長く安心して使える品質の高さは共通しています。

タモ材とオーク材の見分け方

タモ材とオーク材の見分け方
タモ材とオーク材の見分け方

似ているように見えるタモ材とオーク材ですが、いくつかのポイントで見分けることができます。

木目の模様

タモ材は直線的で均一な木目が特徴です。年輪がはっきりと現れ、シンプルで力強い表情を持っています。

一方、オーク材は虎斑と呼ばれる虎の毛皮のような斑紋があるのが特徴で、最も分かりやすい見分けポイントです。

色味と光沢感の違い

タモ材は明るい黄白色で、やや明るめの印象です。光沢は控えめで、マットな質感を持ちます。

オーク材はタモ材よりもやや黄色みが強く、温かみのある色味をしています。

また、木肌にやや光沢感があり、しっとりとした質感が特徴です。

加工面・カット断面の質感

タモ材は比較的滑らかな断面で、細かな木の繊維が均一に並んでいます。

オーク材は断面を見ると、放射組織がはっきりと確認できます。この組織が虎斑を作り出しており、タモ材との大きな違いになっています。

タモ材・オーク材の家具におすすめの使い方

タモ材・オーク材の家具におすすめの使い方

それぞれの木材の特徴を活かした、おすすめの使い方をご紹介します。

タモ材に合う家具・インテリア例

タモ材は明るくナチュラルな印象が魅力です。

  • 北欧風テーブル
    シンプルで直線的なデザインのダイニングテーブルに最適。白い壁や明るいファブリックと組み合わせると、清潔感のある北欧スタイルが完成します。
  • ナチュラルチェア
    軽やかな印象のチェアにぴったり。ファブリックシートと組み合わせれば、柔らかく優しい雰囲気になります。
  • 明るい収納家具
    本棚やテレビボード、チェストなど、圧迫感を出したくない収納家具におすすめ。空間を広く明るく見せる効果があります。

オーク材に合う家具・インテリア例

オーク材は重厚感と高級感が特徴です。

  • 重厚なダイニング
    存在感のある大きめのダイニングテーブルに最適。家族が集まる空間に落ち着きと格調をもたらします。
  • ヴィンテージ調キャビネット
    虎斑を活かしたキャビネットは、ヴィンテージやアンティーク調のインテリアにぴったり。深みのある色味が空間に個性を与えます。

タモとオークのどちらを選ぶべき?家具材選びのポイント3つ

タモ材とオーク材、どちらを選ぶべきか迷ったときは、以下のポイントを参考にしてください。

明るくナチュラルな印象を求めるならタモ材

空間を明るく、軽やかに見せたい方にはタモ材がおすすめです。

圧迫感が少なく、すっきりとした印象になるため、ワンルームや限られたスペースでも開放感を演出できます。

北欧風やナチュラルモダンなインテリアを目指す方に最適です。

落ち着き・重厚感を重視するならオーク材

空間に格調高さや落ち着きを求める方には、オーク材がおすすめです。

しっかりとした存在感があり、高級感のある雰囲気を演出できます。

クラシックやモダン、ヴィンテージなど幅広いスタイルに対応できる懐の深さも魅力です。

空間のテイストや照明との相性も考慮

木材を選ぶ際は、既存の家具や床材、壁の色との調和も重要です。

また、照明の色温度によっても木材の見え方は変わるため、実際の照明環境でサンプルを確認することをおすすめします。

暖色系の照明ならどちらも温かみが増し、白色系の照明ならタモ材はより明るく、オーク材は落ち着いた印象になります。

タモ材・オーク材を使った家具の事例紹介

実際にタモ材・オーク材を使った家具の事例をご紹介します。

タモ材を使った北欧風のリビング

タモ材を使った北欧風のリビング

画像引用:MUKU工房 コサイン TVボード

タモ材のテレビボードやランプテーブルを中心に、同シリーズのアイテムで統一感を持たせた北欧風の空間の事例です。

テレビボードは柱を円柱にし、柱の先端と棚板の角を丸く磨くことで優しいフォルムに仕上げています。

オーク材シェルフでつくる北欧風の空間

オーク材シェルフでつくる北欧風の空間

画像引用:リビングシェルフ  コサイン 

タモのシェルフでつくる北欧のような雰囲気のリビング空間です。

シンプルな棚ですが、円柱の脚と角の丸い天板の個性が個性的。側面と背面に板を貼らないオープンシェルフなので、すっきりとした空間にしやすいのも特徴です。

シンプルな分、本や雑貨、植物などを置いてお店のように「見せる収納」も楽しめる、美しさと機能性を兼ねたリビングシェルフです。

まとめ

タモ材とオーク材は、どちらも美しい木目と高い耐久性を持つ魅力的な木材です。

タモ材は明るくナチュラルで軽やかな印象、オーク材は重厚感があり高級感のある印象と、それぞれに個性があります。

木目の違いや色味、質感を比較することで、自分の理想とする空間に最適な木材を選べます。

ご紹介した見分け方や家具選びのポイントは、理想の家具に出会うためのほんの一部に過ぎません。

本記事を参考にぜひあなたのライフスタイルや好みに合った木材を見つけ、自分らしい心地よい空間づくりを楽しんでみてください!

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