本記事では、無垢テーブルでよく用いられる「オイル仕上げ」について基本的な知識を解説していきます。オイル仕上げの知識を身に着けておくと、自分でテーブルをメンテナンスして長持ちさせることができるようになります。
オイル仕上げとは木に直接オイルを塗り込む仕上げ方法のこと
オイル仕上げとは、木材家具の表面にオイルを塗布する方法のことです。天然木の質感をそのままに、木材の反りや割れを防ぎます。
ただし、オイルは木の表面に塗膜をつくるわけではないため、汚れや傷には弱いという点には注意が必要です。
オイル仕上げの家具はメンテナンスが不可欠。定期的にオイルを塗りなおすことが肝要です。ウレタン塗装とは違い、オイル仕上げは“家具を育てる”楽しみがあります。
オイル塗装とウレタン塗装の違い
オイル塗装 | ウレタン塗装 | |
表面の仕上げ | 塗膜をつくらない | 塗膜をつくる |
木の風合い | 強い | 弱い |
表面の手触り | すべすべ | つるつる |
セルフメンテナンス | できる | 難しい |
汚れや傷の耐性 | 弱い | 比較的強い |
オイル仕上げは手入れが必要、しかし一生モノの家具に
オイル仕上げは無垢材家具を育てる楽しみを味わえるとお伝えしました。しかし、裏を返せば手入れが必要であるということ。
オイル塗装の手入れは水拭きだけでなく、オイル塗装と長時間の乾燥が必要になります。
ウレタン塗装であれば、普段はサッと水拭きする程度で良いので、使いやすさではウレタン塗装に軍配が上がります。
それぞれのお手入れについて詳しくは、以下の記事で解説しています。購入後のイメージをつけるためにもぜひご覧ください。
木のテーブルのお手入れ手順とお手入れをラクにするコツをプロ集団がご紹介!まとめ
今回はオイル仕上げについて解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- オイル仕上げとは木に直接オイルを塗り込む仕上げ方法のこと
- 無垢材本来の手触りを楽しめるが、汚れや傷に弱い
- ウレタン塗装はオイル仕上げに比べて汚れや傷に比較的強いが、木の風合いを楽しめない
また、文中でも触れましたがオイル仕上げかウレタン塗装かでお手入れのポイントが変わります。詳しくは以下の記事で解説しておりますので、大切な家具を使い続けるため、あわせてご覧ください。
木のテーブルのお手入れ手順とお手入れをラクにするコツをプロ集団がご紹介!