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家具お手入れ辞典

2020年01月24日(金)

木製家具汚れの落とし方・汚さない方法・手入れ方法まとめ。特別な道具は不要!自宅ですぐ出来ます。

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無垢材・天然木の木製家具のお手入れは、誰でも自宅で簡単にできます。多少ひどい汚れでも、身近にある道具だけでお手入れ可能です。

ただしお手入れ前には、あなたが使っている家具の「塗装仕上げ」の種類を把握してきましょう。塗装のタイプに適したクリーニングをしなければ、表面の塗装が剥がれてしまい、かえって汚れやすくなってしまうことがあります。

以下では各塗装のタイプ「オイル塗装」「ウレタン塗装」について、クリーニングの仕方やお手入れの仕方を解説します。

オイル塗装の汚れ落とし・手入れ方法

オイル塗装の汚れ落とし・手入れ方法
オイル塗装は、無垢材・天然木の風合いをそのまま活かすために、表面に“テカリ”がない自然な仕上がりになっています。家具の表面を触ると、サラッとした肌触りです。オイル塗装は木材のナチュラルな表情を楽しめますが、耐水性がないため、日頃から扱いには注意が必要です。

【油・手垢で汚れたらどうする?】「水で濡らして固く絞った布で拭く」が正解

耐水性がないオイル塗装ですが、固く絞って水切した布でなら汚れを拭いても大丈夫です。手垢や油汚れが目立つ場合は、オレンジオイルを使えばキレイになりますよ。

【汚さない方法は?】テーブルなら「ランチョンマットを使う」意識が大事

オイル塗装仕上げの木製家具で汚れが目立ちやすいのは、やはりテーブルです。濡れたコップや熱い皿を直接天板の上に載せると、「輪染み(わじみ)」といった頑固な汚れになってしまう恐れがあります。対策として、日頃からランチョンマットテーブルクロスを敷いておくのがベターです。コースター鍋敷きを使えば、さらに安全ですね。

【手入れ方法は?】「半年~1年」の間隔でオイル・ワックスがけがおすすめ

基本的にオイル塗装仕様の家具は、市販のオイルやワックスで定期的(半年~1年に1回)に拭き込む方法が王道です。柔らかい布に少量のオイルを染み込ませ、馴染ませるようによく刷り込んでください。そのあとに別の布で乾拭きして仕上げます。

★オイルメンテナンスの詳しい手順については「コサイン」さんが詳しく解説しています★
オイルメンテナンスの手順

 

ウレタン塗装の汚れ落とし・手入れ方法

ウレタン塗装の汚れ落とし・手入れ方法

ウレタン塗装は、「ウレタン樹脂」と呼ばれる塗膜で家具の表面をコーティングする方法です。水気・湿気・乾燥に強く、サッと表面をから拭きするだけでメンテナンスがラクラク。無垢材・天然木の家具初心者にもおすすめの定番塗装です。

【油・手垢で汚れらたどうする?】程度に応じて「から拭き」「水拭き」「薄めた中性洗剤」を使い分けるのがおすすめ

ちょっとした汚れならから拭きで大丈夫です。ウレタン塗装は耐水性があるため、手垢や油、こぼれた飲み物は、水で濡らして固く絞った布で拭きとりましょう 汚れがひどい場合は40度程度のお湯で中性洗剤を薄めて布で拭いてください。それからきれいな水で濡らした布で表面をふき取り、最後にから拭きをしてフィニッシュです。

ウレタン塗装の家具をお手入れする際には、ひとつだけ注意点があります。マイクロファイバーなどの化学繊維を使った布で拭くのはやめてください。塗装が剥がれたり、キズがついたりしてしまう恐れがあるからです。

【汚さない方法は?】 オイル塗装と同様に「ランチョンマットを使う」意識が大事

ウレタン塗装仕上げのテーブルも、ランチョンマット・テーブルクロス・コースター・鍋敷きを使えば深刻な汚れを回避することができます。 テーブルなどの汚れやすい家具は「使ったら拭く」という心構えも大切ですね。

【手入れ方法は?】日頃から拭き掃除をする習慣づけを

  オイル塗装よりもウレタン塗装はメンテナンスが簡単です。汚れてもすぐに拭き取ればきれいになりますので、日頃からやわかい布で拭く習慣を心掛けましょう。

木のテーブルの手入れ方法

ウレタン塗装の手入れ方法

  • 日頃の手入れは水拭きまたはお湯拭だけでいい
  • 油汚れは中性洗剤を水で薄めて拭き、その後、乾拭きする

オイル塗装の手入れ方法

  • 固く絞ったタオルで水拭きする
  • オイルを塗布し、拭き取る
  • 12時間以上乾燥させる

木のテーブルの手入れの詳細や手入れをラクにするコツは以下の記事で紹介中。
木のテーブルのお手入れ手順とお手入れをラクにするコツをプロ集団がご紹介!

ソファの手入れ方法

  • 普段のお手入れは「コロコロ」と「掃除機」推奨
  • 本革のソファの手入れはレザークリーナーがおすすめ
  • 合皮のソファの手入れは中性洗剤がおすすめ
  • ファブリック(布製)のソファの手入れは掃除機と中性洗剤がおすすめ

ソファの手入れの詳細や手入れをラクにするコツは以下の記事で紹介中。
ソファの手入れ方法を素材別に解説!本革・合皮・ファブリック(布製)に合う手入れ方法とは?

木製家具の手入れでは「酸性・アルカリ洗剤」はNG!塗膜が剥がれたりシミになったりします

木製家具についた頑固な油汚れは、つい安易に「とりあえず洗剤を使おう」と考えてしまいがちですが、酸性・アルカリ性の強い洗剤は使ってはいけません

表面のオイルやウレタンを剥がしてしまい、むき出しになった部分に汚れが染みついてしまう可能性があります。

先述したように、どうしても頑固な汚れが気になるときは、中性洗剤を希釈して布を濡らし、十分に固く絞って表面を拭き取ってみてください。

まとめ 

木製家具は素材がもつ性質は半永久的に失われることはありません。

水を含めば膨張しますし、使えば使うほど色合いも変化していきます。
使えば使うほど味わい深いその変化を楽しみながら、愛着を持って長く扱っていきましょう。

家具お手入れ辞典もくじ

家具職人が教える 木製家具を長く使うためのメンテナンス方法をご紹介

これで問題解決!木製家具のマジックやクレヨンの汚れを落とす方法!

困った!!木製家具の汚れがひどい際のお手入れ方法まとめ!!

木製家具の傷はなくなります!!意外と知らないビックリ補修方法!!

これからも家具のお手入れ方法をどんどんご紹介していきます。

家具お手入れ辞典はこちらをご覧ください。