小さい子どもが居る家庭では、マジックやクレヨンで
家具に落書きされた経験があるのではないでしょうか…。
方法を間違ってしまうと逆に汚れが広がってしまう可能性もあります。
汚れをキレイに落とすコツや注意点をお伝えします!
マジックの汚れ
①中性洗剤
中性洗剤を使用して繰り返し拭き取ります。シンナーなどは使用しないでください。
特にラッカー塗料は色落ちしてしまうのでご注意を。マニキュアの汚れは落とせません。
②オイル
天然木の家具は主に楠や白樺、ヒノキなどの天然木無垢(ムク)材で作られており、
木の表面は天然オイル仕上げになっています。
アマニ油などの植物由来でできているオイルが市販で売っています。
これは1〜2年毎にささっと拭くだけでつややかな木肌となり、汚れもつきにくくなります。
(ウレタン樹脂コーティングされたものには使えません)
こちらをスポンジに染み込ませ、磨いていくとマジックは消えます。
その後は乾いた布で馴染ませると、すぐに乾きます。
③除光液
家庭にあるようなマニキュア用の除光液。こちらをコットンに染み込ませて、
濡れたタオルで拭き取れば、汚れはほとんど除去できます。
ただし、素材の状態によっては、シミや塗装剥げが起きるので注意が必要です。
クレヨンの汚れ
クレヨンに限らず汚れを落とす時には、まずその汚れの主成分が何かに注目してください。
一般的なクレヨンは、色をつけるための着色剤となる顔料に、
蝋(ろう)やワックス、オイルなどが混ぜられています。
分類としては『油汚れ』になります。
汚れを落とす場合には、油汚れ用の洗剤などを用いるのが基本です。
代表的なものに消毒用エタノール、除光液、クレンジングオイル、
台所用中性洗剤、アルカリ性台所用洗剤などがあります。
これらを汚れに直接つけて、歯ブラシでブラッシングした後、
濡れたタオルで拭き取れば、汚れはほとんど除去できます。
しかし、素材の状態によって染みや塗装剥げになる場合がありますので、
まずは目立たない場所に試し塗りをして、様子をみながら作業を進めましょう。
いかがでしたでしょうか?
諦めかけていた汚れも、家にあるモノや簡単に手に入るようなモノで
意外と簡単に落とせてしまいますので、活用してみましょう!
家具お手入れ辞典もくじ
・家具職人が教える 木製家具を長く使うためのメンテナンス方法をご紹介
・これで問題解決!木製家具のマジックやクレヨンの汚れを落とす方法!
・困った!!木製家具の汚れがひどい際のお手入れ方法まとめ!!
・木製家具の傷はなくなります!!意外と知らないビックリ補修方法!!
これからも家具のお手入れ方法をどんどんご紹介していきます。
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